身土不二

 

「ふくしまオルガン堂」

@東京都世田谷区代沢4丁目44−2

2013/3/16 Open

 

福島県有機農業ネットワーク

http://www.farm-n.jp/yuuki/yotei.php

のショップ&カフェが、下北沢に近日オープンする。

 

そこで販売されるグッズのイラストを描かせて頂いた。

エプロンや手ぬぐい、Tシャツなどのデザイン、

―あと、ちょっとだけ店舗の外装デザインもお手伝い。

 

去年の夏だったろうか、福島県の有機農業に関わる人たちが活動の一環として福島の農産物を販売する店舗を東京に開く予定である、ということを知った。

最初はグッズなどの明確なイメージははっきり定まってはいなかったと思う。福島の農家の方たちが、放射線のホットスポットなどの調査を踏まえた上で、チェルノブイリ事故を教訓に得た知識や技術を駆使し、安全な農産物を作リ続けているという事実を、何かシンプルな形で伝えるために、活動のイメージを絵にしてロゴマークのようなものを作ろうとしている、という趣旨の話を聞いた程度だった。

でもその話を聞いたあと、実はデザインをする人がまだ決まってないんだよね、という話を聞いた時、僕でよければやる、という言葉が自然に口からこぼれてしまった。

有機農業ネットワークの方たちは僕の絵を気に入ってくれたし、東北の農業の受けた被害をただ眺めている事しかできなかった僕にもこういう協力の仕方があるんだと、こんな嬉しいことはないと、思っていた。

でも描き始める段階になって、風評被害に立ち向かえるようなメッセージを抱えたデザインが描けるのかと思ったり、親戚に農業をやっている人が少しいる位の自分が農家の方たちの思いを形にするなんておこがましいような気もしたりして、正直に言ってかなり悩んだものだった。

 二本松のお寺の書道の先生が筆を持って書かれた力強い文字もデザインに取り入れられることになっていて、最初その文字の持つメッセージだけで十分ではないかと思ったりもした。

でも何度か打ち合わせを重ねる中で、福島の人たちと色んな繋がりができていき、彼らが如何に野菜を放射能から守ろうとしているか、そしてその上でこれまで通り美味しい有機野菜を作ろうと如何に努力しているかを、ひしひしと感じるようになっていった。そして今の自分が一人の人間として大切だと思うことでいいから、それをしっかり描いていこうと思うようになり・・・野菜たちを描いているうちに、原発反対とかそういうメッセージは表に出そうとは思わなくなっていった。


野菜たちは、土は、古くから僕たちの生活を支え、優しく寄りそってきてくれた大切な家族だ。野菜たちの、本来の姿。命を育む豊かな土。それが、愛情込めて野菜を作り続けている福島の農家の人たちの目には見えている。

 

 

ふくしまオルガン堂。

 有機農業の"organic"にかけて、アンティークのオルガンが置いてあったり。

 アットホームな、とても素敵なコミュニティカフェ。

是非一度、いらして下さいね!^^

 

上にリンクを貼ったHPを見てもらえばわかるけど、街にある福島の野菜は、全てきちんとした放射線測定がなされた上で出荷されたものだ。

福島の土は死んでしまったと思い込んでいる方がいらっしゃるならば、決してそうではないという事を、どうか数字を見て理解して欲しい。

 

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コメント: 1
  • #1

    風月 或 (木曜日, 30 5月 2013 01:06)

    見に来るの遅くなっちゃった。

    ふくしまオルガン堂のお仕事、お疲れさまでした。
    まことさんのイラスト、なんていうか生命を感じますね。
    少しでも、想いが伝わればいいなと、あたしも思います。
    (そしてまことさんのイラストは伝える力にもなると、思っています)

    オルガン堂行ってみたいナー、グッズになったまことさんのイラストも見てみたいし。笑
    そして美味しい福島の野菜を食べたいなって思う。
    きっと美味しいんだろうな。東京に行ったら食べに行きたいな。
    もちろん、福島とか他の東北の方も、じっくり回ってみたいけど。
    生活に余裕を作って、旅行とかに行けたらいいなーって、思います。出来ることが少ないから、普通に暮らすことしかできないけど。普通に旅行に行ったり普通にやさいを食べたり。でもそういうところからなにか、力になれたらいいなーって思います。

    なにはともあれ素敵なお仕事、お疲れさまでした!(*´v`)